牌は泣いている
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本書は、弊サークルの麻雀漫画同人単行本化叢書「未来の麻雀」シリーズの、第2期第1回(通算4回)目の配本であり、初のアンソロジーとなる。「未来の麻雀」という名称は、国書刊行会のSF叢書「未来の文学」のパロディであるが、同叢書では『ベータ2のバラッド』『グラックの卵』という2冊のアンソロジーが刊行されており、筆者としても一度はそのようなアンソロジーを出してみたいと前々から考えていた次第なのである。 本アンソロジーへの収録は、「単行本未収録」「なにがしかの、『正統派麻雀漫画』ではない要素を持つ」「権利者が不明な、いわゆる『孤児著作物』である」という三つの点を選定基準とした。最後の点については、文化庁の裁定制度という所定の手続きを行うことによって合法的に利用することが可能となるのだが、これがまだ十分に利活用されている状況とは言い難い―特に、これを個人で行っている例はあまり見ない―ため、後進の参考になればという気持ちもあってのことである。同制度利用の実際については『文化庁の裁定制度を使って権利者の行方がわからない作品の同人単行本化を合法的にやる手続きを行ってみたよ、の本』という題でコピー本を発行しており、これはPDF版をウェブで無料公開しているので、そちらを参照されたい。 https://vhysd.booth.pm/items/1886734 収録作は、 ・牌は泣いている/おくだたつお(協力・山本孝二) 『別冊リイドコミック』(リイド社)75年8月号掲載 ・荒野の大三元/竹中友(原作・フェルナンド藤本) 『劇画ブル』(秋田書店)87年1月20日号掲載 ・魔牌風雲録/シュン・タロー 『漫画タウン』(徳間書店)83年1月増刊号掲載 ・ハガキ麻雀/沼田清(脚本・渡辺智) 『別冊リイドコミック』(リイド社)77年5月号掲載 の4作となる。 匿名配送サービス「あんしんBOOTHパック」を利用されたい方はこちらを。 https://vhysd.booth.pm/items/824978